今回はただただ小さな旅のお話。
あっという間に年末です。
今年はどうにもこうにもお山に行けない年になりました。
お仕事の事情でとかそういうのもあるのですが
もっとも影響を受けたのは気力と体力の衰えというヤツです。
数年前まではふとお山に行こうと思い立てば
次の日に向かうくらいの気概はあったはずなのですが
どうにも腰が重い。
事前に計画していても当日「まぁ今日は行かなくていいか」
なんて日もあったりしてさてこのまま我々は枯れて行ってしまうのか。
我々の年末といえば毎年恒例の奥日光にて
社山に登るフリをして湖畔を歩いて帰ってきた挙句
風邪をひいて帰るというのが恒例なのですが本年度は
のっけから二人とも風邪を装備して
来訪してしまうありさま。
相棒曰く「これが奥日光のベテランの証」との事。
風邪はひくものではなく持ち込むものらしい。
心も体も風邪に完敗していたので
のっけからハイキングなんてする気が無い我々は
寄り道し放題。
でも日光PAのとろろソバはなかなかおすすめ。
いろは坂にはいったものの全く雪がない。
せめて雪山の雰囲気だけ見て少しでもモチベーションを
と目論んでいた風邪っぴき達の野望はもろくも崩れ去った。
上まで上がってきてもまったく雪がない。
男体山にも山頂付近に薄っすら雪がかかっている程度でした。
昨年の様子。
少ないなーと思っていた昨年より更に雪が少ない。
というかこの交差点、設備がいろいろ変わったんですね。
戦場ヶ原も秋の名残がまだ残る。
気温は1℃とかそんなもんでした。
雲がでんと乗ってますがこの辺だと割とよく見る景色になった。
仕方がないのでお宿のチェックインまで
光徳でお昼寝することに。
そんな我々に来訪者が。
私が降りるなりどこからともなく出でて
当たり前のように近づいてきたが
誰かが餌付けでもしてるのでしょうか。
私は基本的に動物には近づかないので
ガン無視を決めてお引き取りいただきました。
車降りるのもイヤ。
来訪者で起きてしまったので
金精道路の方に足を延ばしてみた。
この辺りは奥日光の中でも更に雪深いこともあってか
さすがに路肩に雪が残っていた。
久しぶりの雪道怖し。
菅沼登山口はしっかり積もっていました。
ここぞとばかりに雪に突入して
三菱四駆を堪能する我々の小さなお山遊び。
私より登る気がない相棒サマは
ティンバーランドをテスト。
寒かったとの事。
そんなこんなで時間をつぶしてお宿に入る。
昨年に引き続き湯元の方のお宿にしてみましたがここ好き。
行き届いたサービスが欲しい方は向かないと思うけど、
どっちかというとほっといて欲しいタイプの我々には
ジャストフィットでした。
お部屋が超広くてお陰で寒いので
防寒着はしっかりと。
あと濡れマスクは必須。
夕食を待ってたら雪が降ってきた。
多少積もりますように。
豚しゃぶウマイ。
特別美味しい訳ではないのでしょうが
我々はこれくらいで十分です。
鮎の塩焼きを勢い余ってしっぽまで食べてしまい
激烈に塩分過多になってしまった私は
水分を過剰摂取しながらおとなしく寝るのでした。
明くる朝。
いい感じに積もりましたな。
ワイパーを上げとく事に加えて
サイドブレーキをしないってのを覚えた雪国初心者。
効果のほどは不明。
お宿の方に雪かき機を貸してもらった。
これ超便利。
このお宿おすすめ。
一晩ですっかり様変わりした奥日光。
積雪量は10センチくらいだろうか。
我々が見ていた雪景色もほんの数日で形成されているものなのかもしれない。
光徳にも再訪。
新雪を愛車で踏みしめて遊ぶ。
さすがに油揚げの君は出てきてくれなかった。
三本松にももちろん伺います。
ココア先輩はまだおねむだったので
触れ合いは控えさせていただきました。
本来なら湖畔で恒例の記念撮影と行きたかったのですが
風邪も治らないしテンション上がらないしで今回は見送り。
このくらいでご勘弁を。
とまぁ何にもしなかった本年度末の奥日光でしたが
その割には心も体も十分癒された小旅行となりました。
山好きがお山が身近にある地方に移住すると
以前ほどお山に登りたくなくなるとのお話を聞きますが
比較的我々には身近な存在の奥日光だと
我々もそういう心理状態になるのかもしれません。
情熱が枯れたと悲観する事もできますが
自然にお山に寄り添えるようなエリアが出来た事が
なんとなく嬉しく思えて
少し成長したなと感じる小さな旅になりました。
昼寝場所は奥日光。
チームUGOでした。