まるさんかくしかくトラベル

よせばいいのにお山遊びをはじめてしまった初老の書きなぐりブログ

使う機会がなかったってのが最良の結果

我が家の緊急避難用具を考える会。

 

お山を始めた辺りからついでに防災セットの準備を始めた我が家ですが

これまでにいろいろな情報を見聞きし、どうやら勘違いしている気がして

この機会に見直す事に。

 

 

こちらが我が家の防災バッグ。

お山を始めて何もわからないまま最初に入手した

ミレーの35リットルザック。

今見ればクライミング系のザックっぽい仕様ですな。

背負い心地は悪くないものの収納方法が悪いのか

上蓋が垂れ下がるようになってしまい不格好なため

なんとなく敬遠してしまい、現在のオスプレイまで続く

日帰りザックの旅が始まったのだった。

ザックは一つでは終わらないと良く聞きますが本当にそうでした。

 

尚、相棒サマ用もメット付きでミレーの使い古しのザックを使って

似たような内容にしてある。

 

 

で、肝心の中身はというと。

■防護具(ヘルメット、ヘッドライト、皮手袋、綿シャツ、バラクラバ、帽子)

■ファーストエイドキット(消毒、薬類、テーピング、裁縫セット、ビニール袋)

ビバークキット

(シート、ラジオ、ナイフ、モバイルバッテリー、ファイヤスターター、筆記用具)

■食料(水500ml、カロリーメイト、羊羹)

■着替え(下着一式、フリース、カッパ、タオル、予備手袋)

■クライミングギア(ATC、スリング、カラビナ、6mmロープ)

 

ってな感じで全部で8キロくらいある。

理想は5キロくらいなのですが水は1リットル以上入れたいので

なんとなく7キロくらいはいくような気はします。

さてこれをより良くするためにはどうすればよいか考えていこうと思います。

 

(以下私見まみれの何の参考にもならないおっさんのもがきです)

 

まず、今回参考にさせてもらったのはこの動画。


www.youtube.com

 


www.youtube.com

 

これまでなんとなく山岳遭難時の備えの延長線上でアイテムを揃えていましたが

このところようやく「都市型の防災って根本が違わないか」との疑問が生じ

いろいろと思案していたところにこの動画に出会いました。

 

なるほど、避難のフェイズがあるってのは意識してなかった。

という事で1次避難は防災ザックにセットして、

2次避難は自宅に備蓄するものという事で2種の防災対策を考えてみる。

 

まず、被災当日のシミュレーションとして

防災ザックをピックアップし

自宅の扉から1歩踏み出せたと仮定して

その後に出てくるであろう脅威を上げてみると、

 

・火災

・頭上からの落下物

・足元のガラス片

・一時避難場所に向かう道中の周囲の家屋倒壊

・避難する人の波

・取り乱して走行する車

アスファルト地面の崩落

 

この辺りがパッと思いつくところ。

1次避難場所までの道すがら、建物の倒壊が怖いので

比較的安全そうな道路の真ん中を通りたいところだけど

パニくった車が怖いから結局皆と歩道を移動することになりそう。

歩く人もパニくるだろうから要所要所に人が立って

動きを統制しながら流れをコントロールできればいいのだろうけど

たぶん無理でしょうね。

今度ハザードマップを観ながら近所を散歩して

何か所か緊急避難できそうな建物に当たりを付けておこう。

横広のでっかい倉庫とかが良さそうだけど解放しないでしょうね。

 

当然余震もあるだろうし、

どうやらできるだけ保護具を付けて周囲に気を付けながら

可能な限り急いで一時避難場所に向かうしかないような気がする。

やる事はシンプルだけど神経すり減りそうだ。

 

続いてのシーンは運よく2次被害も回避できたとして

長期的な避難所の受け入れまで数日かかると思われるので

それまでを仮に3日としてなんとか凌げる装備も考えないといけない。

 

サバイバルの基本として『3の法則』というのがありますが

 

『3分以内』に呼吸を確保

『3時間以内』に体温の確保

『3日以内』に水を確保

『3週間以内』に食料を確保

 

という事らしい。

3週間スパンはひとまず考えないとして

1次避難の際に最も重要なのは『水』ではないかと思われる。

人間の活動に必要な水は1日2-3リットルらしいのですが

3日分の5リットル以上を持ち歩くのはあまり現実的ではないため

やはり1リットル程度が限界ではないかと思う。

足りない分はなんとかして入手するしかないけど

自由に移動できる状況であれば、そこら中で未開封のペットボトルを

入手できるような気がします。

なので強いて言うなら現金を持っといた方が良さそうだ。

 

さて、現実はおそらくずっと厳しい状況だろうとは思いつつも

突き詰めて考えていくと最終的に『日本に住まない』

みたいな話になってくるのでこの辺にして

最低限という事で上記の前提から防災セットを再構成してみると。

 

 

■防護具(ヘルメット、ヘッドライト、皮手袋、綿シャツ、バラクラバ、帽子)

⇒そのまま

■ファーストエイドキット(消毒、薬類、テーピング、裁縫セット、ビニール袋)

⇒そのまま

ビバークキット

(シート、ラジオ、ナイフ、モバイルバッテリー、ファイヤスターター、筆記用具)

⇒そのまま

■食料(水500ml、カロリーメイト、羊羹)

⇒500mlを1本、空の水容器(プラティパス系のヤツ)を追加

■着替え(下着一式、フリース、カッパ、タオル、予備手袋)

⇒予備の靴を追加

■クライミングギア(ATC、スリング、カラビナ、6mmロープ)

⇒全部無しにして4mmの細引きだけにする

 

<更に追加>

■居住エリアのハザードマップ(現状携帯にデータで入れてるだけ)

■避難場所候補数か所、緊急連絡方法数種類を記載した紙 ※親しい人とも共有

■乾電池(単3・単4を各4本づつ)

■小型クッカー

 

 

と更に重量が増している気もしますが

この辺を目指して作って行こうかと思います。

尚、ウチの相棒サマですが彼女なりに

改善策を考えた結果、

 

 

MILLET ポベダ III 3イン1ジャケット

 

普段用の防寒アウターを

セールで購入されていました。

 

なんか欲しくなったんだと。

絶対私が今季アウターを新調したので対抗したくなっただけだと。。。

なんとなくこの方は生き延びそうな気がする。

 

 

そんな邪念野郎に負けることなく

新しく導入する候補達をリストアップしてみる。

 

 

停電への備えといえば今やモバイルバッテリーですが

電池でしか動かないものもあるわけでそんなワガママをかなえるお品物。

単三1本で1900mAh程度の容量があるので

容量もそこそこあってこのタイプは電源の入出力ができる優れもの。

要するに充電だけじゃなく給電も対応するので

災害用にいいんじゃないかと思います。

対応するのがエネループ系かエボルタ系のみとちょっと

充電用途を選ぶのがアレですがそもそもそれ以外って使ってます?

別途単四とケーブル類の準備もお忘れなく。

 

 

コンパクトに収納できる予備の水タンク。

プラティパスが有名だけど-20~90度まで対応できるみたいですし

半値で入手できるコレで十分な気がします。

余裕があるなら水道水を前もって入れてこう。

 

 

現状ビバーク用のシートとしてポピュラーな

エマージェンシーシートを準備してるのですが

多用途に使えるこういうレジャーシートっぽいものの方が良い気がしていて、

いいのがないか調べています。

キャンプでも使われてるようなODタープはちと嵩張る気がする。

 

 

動画でも紹介のあった有名な浄水器

使用後掃除さえすればおそらく一生ものってくらいの

ろ過量に対応するみたいです。

 

コレで一次ろ過してあとは煮沸すれば

飲めるレベルにできるんじゃないかと思っています。

そもそもどこに水あんの?って感じですが。。。

 

火おこし用のライターはよく言われるZippoではなく

フリント式のBicライター派です。

でもそもそも周りが湿ったものばかりで燃やせる場所と材料があるのか・・・。

 

 

噂ではイソジンを数滴垂らすとある程度の浄水ができるらしいのですが

できた水の味はとんでもなくイソジン味だそうです。

試す機会は無しにしたいですが一応我が家の消毒液はイソジンです。

ただし使用期限が結構短めなので頻繁に入れ替える必要があります。

 

 

緊急煮沸用の小型カップ

周りは家しかないので何かしらやかん替わりのモノが

流れ着いてきそうな気はしますが・・・。

 

 

こちらはコンパクトに収納できる予備の靴です。

靴を取る間もなかったってのは結構あるあるらしく、

予備が入っていれば最優先で防災バッグを手に取れば

後で何とかなるという事で。

更にコンパクトなゴム底の足袋とかでもいいなーとも思ったり。

 

 

これは完全に趣味の世界なのですが

相棒とはぐれてしまった場合に

頼りにできるようにそれぞれ持っとくのも良いかなと思いまして。

とはいえ特定小電力トランシーバーなので

都心だと100m~200m程度と言われる通信距離らしく

それだとあんまり意味ないのかな。

 

 

こちらも必要なさそうなシリーズ。

場合によっては、瓦礫や燃え盛る木材の間を通り抜けたり

火災でキンキンに熱せられた金属をどけないといけないって局面が・・・

って映画バックドラフトを観たせいだな。

どうしても必要そうなら手持ちのピッケルでいいかな。

被災地で危なっかしく慣れない斧を振り回すおっさんなんて

迷惑以外の何物でもないですものね。

 

 

あとはこの辺とか車に乗せとこうかなと。

2次避難のフェイズで不幸中の幸いで車が無事だった場合に

何かと重宝しそう。

ガソリンタンクは・・・まぁウチはいいかな。

日ごろからこまめに給油を心がけます。

どちらかといえば水タンクを自宅に置いときたい。

 

 

とまぁこの辺追加したらどうかなと考えていますが

こういうのって万全な状態を作るのは不可能で、

極端な話『何も持たず速攻家から飛び出してとにかく走った』が

正解だったみたいなことも起こりうると思うので、

いろいろな情報を参考に『私なりの』対策グッツを揃えた上で

あとは状況状況で適切な判断ができるよう

避難のパターンを増やしたり様々な状況での対応の仕方を

シミュレーションするのをメインにしていこうと思います。

 

さて、同時に我が家が無事だった場合の

2次避難の際の対策も同時に考えていきますかねー。

ただそれはまた次回以降に。

 

 

 

防災対策参考サイト:

 

消防庁 防災マニュアル

www.fdma.go.jp

 

■東京都防災マニュアル(PDF)

https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/008/041/04_pdf.pdf

 

■サバイバル 3・3・3の法則とは

ja.wikipedia.org